講座内容の説明と学習方法
講座内容の説明
★デスクトップバージョンでご覧ください。
『人間関係とコミュニケーション』において、確実に押さえなければならない最低限のポイントについて記載しています。全てをマスターすることにより、しっかりとした基礎ができます。
学習方法
何回も読んで理解し、全てを暗記してください。
学習を開始
コミュニケーションとは?
コミニュケーションって何ですか?
先ず、コミュニケーションの基本は『傾聴』です。現場で出来てない職員が多いね。
『意識』・『感情』・『思考』を伝達し合うことです。
相手の気持ちに心を寄せて、気持ちを通わせて共感して信頼関係を築くことが大切です。
〔余談〕3ヶ所の施設に勤務したけど、お局様は酷いね〜。だ・か・ら、いつまで経っても介護業界の離職率が高いのだと思うよ。
コミュニケーションの種類
これから、コミュニケーションの伝達の種類について講義するね。
コミュニケーションは、『言語的チャンネル』と『非言語的チャンネル』があるよ。⬇︎に整理するから、しっかり覚えてね。
❶言語的チャンネル
- 話し言葉、書き言葉、筆談、手話など
❷非言語的チャンネル
- 身振り(ジェスチャー)、表情、雰囲気、姿勢、服装、スキンシップなど
コミュニケーションは、非言語的チャンネルが70〜80%を占めている。
身振りや表情、雰囲気、姿勢、身だしなみなどが大切ですね。例えば、あなたが正論でも、表情がきついと相手は話したくなくなるよね。
コミュニケーションを阻害する要因
コミュニケーションを阻害する要因は大きく分けて、3つある。
❶物理的要因
- 大きな音や耳障りな音だけでなく、悪臭・光の強さ・室内の温度などがコミュニケーションを妨げる要因となる。これらを「物理的要因」という。
❷身体的要因
- 難聴などによる聴力障害
- 失語症などによる言語障害
- 話し言葉などの構音障害
❸心理的要因
- 心理的に防衛機制が働くこと。高圧的な人と話が上手くいかないのは心理的要因だね。お局様が悪い例だね。
【おまとめチェック表】
●コミュニケーションを阻害する要因
物理的要因 | 大きな音や耳障りな音だけでなく、悪臭・光の強さ・室内の温度などがコミュニケーションを 妨げる要因となる。これらを「物理的要因」という。 |
身体的要因 | 難聴などによる聴力障害 失語症などによる言語障害 話し言葉などの高音障害 |
心理的要因 | 心理的に防衛機能が働くことで、相手と上手く話せない。 |
閉じられた質問・開かれた質問
介護職員初任者研修で習ったよね。耳タコ🐙〜。
ひとつ質問するよ。
「散歩に行きますか、それとも買い物に行きますか」は、閉じられた質問?それとも、開かれた質問?
選択肢が2つある重複質問はどっち?
答えは、「閉じられた質問」です。
介護福祉士国家試験に実際に出題された問題です。⬇︎ “やってみました。“
❶閉じられた質問とは?
- 「はい」「いいえ」、または簡単な単語で答えられる質問です。
- 「調子は良いですか?」、「何歳ですか?」、「散歩に行きますか、それとも買い物ですか?」など。
❷開かれた質問とは?
- 自由に答えられる質問です。
- 「調子はどうですか?」、「どう思われますか?」
簡単だと思いますよね。でも、しっかり学ばないと試験中に混乱します。
今日は調子良いですか?
今日の調子はどうですか?
自由に自分の意見などを答えられるか否かがキーワードですね。日常と違う試験中では、混乱したりするのでしっかり押さえましょう。
人間関係の形成・コミュニケーションの距離・座り方
人間関係の形成で押さえる単語と意味
❶受容とは?
- 相手を否定せず、あるがままに受け入れることです。(相手の価値を尊重して受け入れること)
❷共感とは
- 相手の感情をその人の立場になって理解し、その感情に寄り添うことです。
- 同情や同調は、共感ではない。
❸傾聴とは?
- 相手の話に関心を持ち、受け身ではなく、相手が抱いている感情を推察しながら、心を寄せて聴くことです。
❹ラポールとは?
- ラポールとは、フランス語の「橋をかける」という意味から、、心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていることを表します。
- お互いに信頼し合い、心理的距離が縮まり、感情の交流ができる様のことです。
❺自己覚知とは?
- 援助する者が、自分の考えや価値観などについて客観的に認識・理解することです。
❻自己開示とは?
- 良好な人間関係を築く為に、自分自身のことについて相手に話すことです。
【おまとめチェック表】
受容 | 相手を否定せず、あるがままに受け入れることです。(相手の価値を尊重して受け入れること) 同情や同調は共感でない。 |
共感 | 相手の話に関心を持ち、受け身ではなく、相手が抱いている感情を推察しながら、心を寄せて聴くこと。 |
傾聴 | 相手の話に関心を持ち、受け身ではなく、相手が抱いている感情を推察しながら、心を寄せて聴くこと。 |
ラポール | ラポールとは、フランス語の「橋をかける」という意味から、、心が通じ合い、互いに信頼しあい、 相手を受け入れていること。 お互いに信頼し合い、心理的距離が縮まり、感情の交流ができる様のこと。 |
自己覚知 | 援助する者が、自分の考えや価値観などについて客観的に認識・理解すること。 |
自己開示 | 良好な人間関係を築く為に、自分自身のことについて相手に話すこと。 |
コミュニケーションの距離
コミュニケーションをとる場合、距離が近すぎると緊張したり不快感を与えることがあります。
❶物理的な距離
- 測定が可能な実際の距離のことです。
- 40〜120cmがコミュニケーションにおける適正な距離です。
❷心理的距離
- こころの距離のことです。
座り方
コミュニケーションをとる場合の座り方は、『対面法』と『直角法』があります。
自分と相手が、直角になるように座る方(直角法)が、視線をはずしやすいので、話しやすくなります。
正解にたどり着く思考
第33回介護福祉士国家試験の問題4です。問題1で頭が真っ白になり気持ちを立て直せない中で解答していました。
正解は、4です。正解出来ました。ただ、少し悩みました。何か引っ掛けがあるのではないかと。
1、2、3は明らかに誤りであると分かります。4に○を付けていますが、5の「非言語メッセージを用いて言葉の流れを調整している。」も正解の様に思えました。「言葉の流れを調整している」=「大丈夫」と言ったけど、本当はそうじゃないと非言語メッセージで調整しているとも解釈できると思った訳です。
このブログは、出題領域ごとに必ず覚えなければならない最低限の事項に絞り作成しています。厚い参考書を読むのが苦手な方や勉強の仕方が分からない方、とにかく基礎学力をつけたい方の一助になればと思います。
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