講座内容の説明と学習方法
講座内容の説明
★デスクトップバージョンでご覧ください。
『コミュニケーション技術』において、確実に押さえなければならない最低限のポイントについて記載しています。全てをマスターすることにより、しっかりとした基礎ができます。
学習方法
何回も読んで理解し、全てを暗記してください。
学習を開始
バイスティクの7原則
いきなり難しいけど、『バイスティクの7原則』は必ず理解して覚えてください。
その後の講義内容は楽だから、挫けずに頑張ってね。
最後に一覧表で整理してます。
❶個別化
- どれだけ似たようなものであっても、人それぞれの問題であり「同じ問題は存在しない」とする考え方です。(個人としてとらえる。)
❷意図的な感情表出
- 利用者が自由に感情表現できるように、意図的に関わることです。
- 利用者が自分の気持ちを素直に言えるように関わってあげることです。「我慢しなくていいんですよ〜」
和訳した人は頭が悪いと思う。「意図的な感情表出」➡︎意図して、感情を表に出すと理解してしまう。覚えにくい。感情を出すって、良い印象ないよね。
❸統制された情緒的関与
- 援助者が利用者の感情に呑み込まれないようにする考え方。クライエントを正確にかつ問題無くケース解決に導くため「ワーカー自身が利用者の心を理解し、自らの感情を統制して接していく事」を要求する考え方。【引用:ケアプランのイーライフさん】
- 利用者の感情を吟味しながら、意図的に接していくこと。
難しいです。日本語ですよね。解説出来ません。
解釈して納得するのは時間の無駄です。根性で覚えてくだい。
❹受容
- あるがままに受け入れることです。
❺非審判的態度
- 一方的に相手を非難したり、決めつけたり、裁いたりしてはならないということです。
❻自己決定
- 自分の判断で自分で決定することです。
❼秘密保持
- 知り得た利用者などのプライバシーを守り、外部に漏らしてはならないことです。
【おまとめチェック一覧表】
●バイティクの7原則
個別化 | どれだけ似たようなものであっても、人それぞれの問題であり「同じ問題は存在しない」 とする考え方。(個人としてとらえる。) |
意図的な感情表出 | 利用者が自由に感情表現できるように、意図的に関わること。 利用者が自分の気持ちを素直に言えるように関わってあげること。 |
統制された情緒的関与 | 援助者が利用者の感情に呑み込まれないようにする考え方。クライエントを正確にかつ 問題無くケース解決に導くため「ワーカー自身が利用者の心を理解し、自らの感情を統制して 接していく事」を要求する考え方。【引用:ケアプランのイーライフさん】 利用者の感情を吟味しながら、意図的に接していくこと。 |
受容 | あるがままに受け入れること。 |
非審判的態度 | 一方的に相手を非難したり、決めつけたり、裁いたりしてはならないということ。 |
自己決定 | 自分の判断で自分自身で決めること。 |
秘密保持 | 知り得た利用者などのプライバシーを守り、外部に漏らしてはならないこと。 |
自己覚知、自己開示は、バイスティクの7原則ではないから気をつけてください。
自己知覚とは? (復習)
援助する者が、自分の考えや価値観などについて客観的に認識・理解すること
利用者の状況や状態に応じたコミュニケーション
認知症のある人とのコミュニケーション
- その人らしさを大切にして、その人が信じる世界を受容する。
- 本人が日頃使い慣れた言葉で、情緒的で納得してもらえるような伝え方をする。
- 正面から目を見て話しかける。
- 簡単な言葉、短い文を使い、ひとつずつ簡潔に伝える。
失語症のある人とのコミュニケーション
- 短い文でゆっくり話す。
- 文節を区切り、理解を確かめながら話す。
- 言い誤りを指摘したり、修正したりしない。
- 閉じられた質問を活用する。
- 絵カードや身振り手振りなど視覚的な手段を活用する。
構音障害のある人とのコミュニケーション
- 聞き取れたとおりに言葉を繰り返して確認しながらゆっくり話す。
- 聞き取れなかった場合でも、分かったふりをしない。
- 筆談や閉じられた質問を活用する。
聴覚障害のある人とのコミュニケーション
- 手話、筆談、指文字、空書、読話、口話などを活用する。
- 正面から話しかける。
- 表情や口の動きをはっきりゆっくり見せる。
視覚障害のある人とのコミュニケーション
- 点字やレコーダー、拡大鏡などを活用する。
- 会話の区切りや終わりが分かるようにする。
- 視覚情報を伝える時は、整理して口頭で伝える。
- 名乗りながら声をかける。
チームコミュニケーション
介護の仕事はチームで行うことから、チーム内や施設の他の職員、連携しなければならない他職種などとのコミュニケーションがとても大切です。ここでは、記録や報告、情報の管理、さらに会議などで留意しなければならないことについて学習します。
記録を書く上で留意すること
- 原則、その日のうちに書く。
- 記録は、原則ボールペンを使用する。
- 記録を訂正する際は、二重線に訂正印を押し、訂正前が分かる場所に記載する。
- 修正液、修正テープなどは使用しない。
- 誰が作成したか分かるように氏名を記載する。イニシャルは駄目です。
- 内容は、客観的事実と自分の主観的意見は分けて記載する。
- 職員はもとより、利用者や家族など誰が読んでも分かりやすい言葉で記載する。
記録を保管する上で留意すること
- 情報漏洩がないようにセキュリティ管理は厳格に行う。
- 個人情報を含む書類は、鍵のかかる場所に保管し、空室にする際は必ず施錠する。
- 記録を破棄する際は、専門業者へ依頼する。
- IT(ICT)を活用している場合は、セキュリティ管理を厳格に行う。
- バックアップを定期的に行う。
- パスワードも定期的に変更する。
- 利用者情報などの個人情報をメールで送信することは避ける。
「要配慮個人情報」って聞いたことある?
ふふふ・・・、「本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪 の経歴、犯罪により害を被った事実その他本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益 が生じないようにその取扱いに特に配慮を要するものとして政令で定める記述等が含ま れる個人情報」のことです。ほぉほぉほぉ、ざーます。
事故報告書や介護保険の文書の保存期間は、2年間と定められています。 ただし 地域によってはさらに長い5年を指定している自治体もあります。
報告する上で留意すること
- 指示を受けた者に報告する。
- 結論から報告する。
- 分かりやすく簡潔に報告する。
- 事故などの緊急性の高いものは直ぐに報告する。
会議に関して留意すること
- 資料は事前に配布する。出席者は、会議の前に目を通す。
- 質問は簡潔にする。
- 意見は要点を絞って行う。
- 議事録は、欠席者にも配布する。
まとめ
「コミュニケーション技術」について基本的な事項をまとめました。
バイスティクの7原則はなかなか覚えられないです。時間が経つと記憶が曖昧になります。更にその他の原則などを学習して行くと、ごった煮状態になります。評判の良い参考書を買って勉強してもそうなります。一度に詰め込まず、基本的な事項を確実に押さえることが何よりも大切です。
このブログは、出題領域ごとに必ず覚えなければならない最低限の事項に絞り作成しています。厚い参考書を読むのが苦手な方や勉強の仕方が分からない方、とにかく基礎学力をつけたい方の一助になればと思います。
ご興味のある方は、他の記事を確認してみてください。
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