講座内容の説明と学習方法
講座内容の説明
★デスクトップバージョンでご覧ください。
日本における『社会保障制度』と『福祉に関わる法律』などについて学びます。確実に押さえなければならない最低限のポイントについて記載しています。全てをマスターすることにより、しっかりとした基礎ができます。
学習を開始
失業しました。ハローワークで失業保険を申請します。雇用保険ですね。早く年金暮らしがしたいなぁ〜。年金保険ですね。これらは、社会保障制度のひとつです。社会保険と呼ばれます。
年金って、保険だったんですね。💦
社会保険
社会保険は5つあります。
- 年金保険:〔根拠法 厚生年金保険法、国民年金法〕〔国民皆保険〕
- 医療保険:〔根拠法 健康保険法、船員保険法、国民健康保険法、高齢者の医療の確保に関する法律など〕
- 介護保険:〔根拠法 介護保険法〕
- 雇用保険:〔根拠法 雇用保険法〕
- 労災保険:〔根拠法 労働者災害補償保険法〕
年金保険
奥が深くてどこまで勉強すれば良いのか分かりませんよね。この講座の学習をひと通り学終えたら、過去問などを解いて知識を深めていきましょう。
過去問にチャレンジしてみました。
個人的な感想ですが、1〜5の記述を見るとたくさんの知識が必要に思えるけど、基本的なことが理解出来ていれば正解出来るような気がします。
これだけはマスターしよう!
❶年金の種類
国民年金 | 日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人。国民年金には、「第1号被保険者」「第2号被保険者」「第3号被保険者」と3種類があり、どの制度に加入するかにより、保険料の納め方が異なる。 |
厚生年金 | 厚生年金保険の適用を受ける会社に勤務する全ての人。 |
共済年金 | 公務員・私立学校教職員など。 |
❷国民年金の被保険者
- 第1号被保険者:国民年金だけの加入者のこと。自営業者や農業従事者とその家族、学生、パートやアルバイトなどの非正規社員、無職者や第2号被保険者、第3号被保険者でない人も第1号被保険者です。
- 第2号被保険者:厚生年金保険の適用を受けている事業所に勤務する者であれば、自動的に国民年金にも加入します。65歳以上で老齢年金を受ける人は除く。
- 第3号被保険者:第2号被保険者の配偶者で20歳以上60歳未満の人をいいます。ただし、年間収入が130万円以上で健康保険の扶養となれない人は第3号被保険者とはならず、第1号被保険者となる。
- 日本に住む20歳以上60歳未満の人は国民年金に加入しなければならない。
- 外国人も日本に上陸した日から加入する。
- 国民年金=基礎年金
- 第2号非被保険者は、国民年金と厚生年金を支払っている。(会社と折半)
- 国民年金基金は任意である。自営業者などは国民年金だけでは老後が大変だから、余裕があれば加入していた方が良いかも。(個人的意見)
❸公的年金保険の給付の種類
- 老齢基礎年金
- 障害基礎年金
- 遺族基礎年金
- (寡婦年金)
- (死亡一時金)
- (付加年金)
- (特別障害給付金)
- (年金生活者支援給付金)
公的年金制度の給付には「老齢基礎年金」、「障害基礎年金」、「遺族基礎年金」の3つがある。
老齢基礎年金は10年以上の資格期間を満たしている人が65歳からもらえる。
老齢基礎年金の支給開始年齢は原則65歳であるが、希望により繰上げしてもらうことも出来る。(60歳以上64歳。ただし、減額される) 66歳以降で繰り下げしてもらうことも可能。(増額される)
年金関係は、これくらいで終わります。あまり時間をかけても無駄のような気がします。基本的ことを理解していれば、消去法で正解にたどり着けると思います。(責任は持てませんが・・・)
私は過去問やっただけで合格出来たよ。
ほぉ〜、凄いですね。合格したことより、それだけで試験に臨むことが凄い。確かに合格してみれば簡単だったと思いますが、ある程度勉強しないと普通の人は不安ですよ。参考書を精読したりノートを作成するまでの試験ではないけれど、基本的なことは学習した方が良いと思います。ポイントを得たA4版で20枚程度のテキストが有れば、有益だと思いました。このブログと並行して作成中です。
医療保険
❶医療保険の種類
- 国民健康保険
- 健康保険
- 船員保険
- 各種共済
- 後期高齢者医療制度
え〜、5つもあるの。『後期高齢者医療制度』って何ですか?
中央法規さんの図が一番分かりやすいよ。年金保険と同様に深追いは禁物。僕の講座は先ず基礎を身に着けることが目的だから、淡々と進めます。ただ、「高額療養費」や「傷病手当金」などは軽く触れる。
- 【高額療養費】同一月に高額な医療費の自己負担が必要となった際に、限度額を超えた分について払い戻しを受けられる制度。限度額は年齢や所得によって異なる。
- 【傷病手当金】病気やけがの療養のために労務に就けず、4日以上その状態が続き、報酬が支給されない時に給付される。100%保障される訳ではなく、「標準報酬日額」の3分の2が支給される。いろんな条件があるけど、割愛します。
- その他、出産手当や死亡にかかわる埋葬料(費)があるけど、ここでは割愛します。
介護保険
介護保険については、「礎学力を身につける講座Ⅳ 『社会の理解』」の講義を確認してください。(👆の青色をクリック)
雇用保険
僕も雇用保険のお世話になりました。講義は割愛します。
労務者災害保障保険
ここは、箇条書き(リスト)が学習に有効なのでその様にまとめました。
- 労働者の業務災害だけでなく、通勤災害に対しても必要な給付を行う。
- 保険料は事業主のみで、労働者本人の負担はない。
- 職業の種類、雇用形態(パートやアルバイト、臨時雇用など)、雇用期間は問われない。
- 労働者災害保険は、公務員以外の労働者を使用する事業に対して強制適用される。
まとめ
この領域は身近に感じますよね。だから学習しやすいはずでが、そうでないと思う方もいらっしゃいます。介護福祉士国家試験の勉強から離れて、自分のこと・ご家族のこと・施設利用者のこと・同僚のことなどに置き換えてみたら如何でしょうか?
このブログは、出題領域ごとに必ず覚えなければならない最低限の事項に絞り作成しています。厚い参考書を読むのが苦手な方や勉強の仕方が分からない、とにかく基礎学力をつけたい方の一助になればと思います。
興味のある方は、他の記事を確認してみてください。
- 基礎学力を身につける講座Ⅳ『社会の理解』
- 基礎学力を身につける講座Ⅲ『コミュニケーション技術』
- 基礎学力を身につける講座Ⅱ『人間関係とコミュニケーション』
- 基礎学力を身につける講座Ⅰ『人間の尊厳と自立』
- 介護福祉士国家試験 勉強の始め方
- 介護福祉士受験対策講座を受講しての感想
- 第33回介護福祉士国家試験の受験体験記
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